「横浜花博の神奈川県のパビリオンって、子ども連れでも楽しめるのかな?」
横浜花博(GREEN×EXPO 2027)で神奈川県が出展する「Vibrant INOCHI Forest(バイブラント いのち フォレスト) かながわ館」。
入場ゲートから約300mの場所にある、庭園と展示施設がひとつになったパビリオンです。
いちばんの注目は、大阪・関西万博の大屋根リングの木材が、庭園の花壇やデッキに使われること。
実際にリングを見上げてきたわが家の体験も交えて、場所・見どころ・花の見頃・子連れの回り方をまとめました。
※2026年10月20日時点の情報です。入館予約と所要時間は、発表され次第追記します。
かながわ館の場所と基本情報|入場ゲートから約300m
かながわ館は、入場ゲートを入って会場西側の北寄りにあります。
庭園と建物をひとつの「森(Forest)」に見立てた、神奈川県の出展エリアです。
かながわ館の完成イメージ(イメージパース)は、神奈川県の発表ページで見られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Vibrant INOCHI Forest かながわ館 |
| 出展者 | 神奈川県(開催地の自治体として出展) |
| 場所 | 会場西側エリアの北側 入場ゲートから約300m |
| 敷地面積 | 約5,000㎡ (屋外庭園 約3,500㎡、屋内展示施設 約700㎡) |
| テーマ | “Vibrant INOCHI”一人ひとりの“いのちが輝く” |
| 主な見どころ | 大屋根リングの木材を使った花壇・デッキ、月替わりの花壇、約60席のシアター、クジラの頭骨標本 |
| 屋内展示の開館時間 | 10時〜21時(予定) 会場の開園は9時30分〜21時30分(予定) |
| 入館予約・所要時間 | 未発表 |
かながわ館はどのエリア?5つのVillageとは別の「開催地出展」
かながわ館は、Urban GX VillageやKids Villageなど5つのVillageには含まれていません。
GREEN×EXPO協会の資料では、横浜市の出展とあわせて「開催地出展」という区分になっています。
鳥瞰図を見ると、すぐ近くにはJAグループと丸兆の出店があります。
ゲートからの距離が近いので、朝いちばんに寄るか、帰る前の最後に寄るか、どちらにも組み込みやすい位置です。
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かながわ館の花壇とデッキに大屋根リングの木材|大阪・関西万博で見上げた圧巻の木組み
かながわ館の屋外庭園では、大阪・関西万博のシンボルだった大屋根リングの木材を、花壇やデッキに再活用します。
資源を使い捨てにせず、次の博覧会へつなぐ取り組みです。
わが家にとって、大屋根リングは大阪・関西万博でいちばん記憶に残っている建造物です。
下から見上げると、太い柱と梁が何層にも組まれ、頭上いっぱいに木組みが続いていきます。写真で何度も見ていたのに、実物は圧巻でした。

大阪・関西万博の大屋根リングを下から見上げた様子(筆者撮影)
リングの下は座れる場所が多く、子ども連れの休憩場所としても本当に助かりました。
夜には家族でリングの上にも上り、会場を見下ろした景色に子どもたちが感動していたのを覚えています。
あのとき見上げ、座り、歩いた木が、今度は花壇の縁やデッキになって横浜に来る。
デッキを歩きながら「これ、大阪で見たリングの木なんだよ」と子どもに話せるのは、大阪・関西万博に行った家族だけの楽しみ方です。
大屋根リングの木材は、かながわ館以外の場所でも使われます。
2025年の大阪・関西万博には、当時2歳の末っ子を含む家族5人で、数日かけて通いました。 大屋根リングの下は、わが家にとっての休憩所でした。 フランス館に併設されたお店でパンとマカロンを買って、リングの日陰でひと息。 柱に番号が書かれ[…]
かながわ館の建物|県産木材の格子と、庭の緑を映すミラーの外観
屋内展示施設は、神奈川県産の木材を格子状に組んだ建物です。
格子で表現しているのは、神奈川の海の柔らかな曲線です。
格子は、細い木材を規則正しく組んで面をつくる方法です。
重たい壁よりも軽やかに見え、日の当たり方で木の陰影が変わるのも格子の面白さです。
もうひとつ注目したいのが、壁の足元に貼られるミラー素材です。
足元に周りの花や芝生が映り込むことで、建物の下端が緑に溶け込み、まるで庭から木の格子が立ち上がっているように見える仕掛けです。
写真を撮るなら、少し腰を落として、ミラーに映る花壇と実物の花壇を一緒に入れるのがおすすめです。
花の色が上下に重なるので、季節ごとに撮り比べても面白い1枚になります。
かながわ館の屋外庭園は月替わり|何月に行くと何の花が見られる?
庭園中央の「かながわの花壇」は、神奈川県産の花苗で季節ごとに植え替えられます。
花苗は会期中に約71,200本、5〜9回の植え替えが予定されています。

ナノハナ(筆者撮影)
| 時期 | 中央花壇の主な花 |
|---|---|
| 3月 | ナノハナ |
| 4月 | パンジー・ビオラ、チューリップ |
| 5月 | ペチュニア、カリブラコア |
| 6月 | ベゴニア、マリーゴールド |
| 7〜8月 | ヒマワリ (7月上旬に県内の子どもたちが植栽) |
| 9月 | キバナコスモス |
並びを見ると、春は寒さに強い花、夏は暑さと日差しに強い花へと、気温に合わせて主役が交代していきます。
家庭菜園でキュウリを育てていると、真夏の日差しの中で毎日水やりを続ける大変さがよくわかります。ヒマワリやキバナコスモスのような夏に強い花を選んでいるのは、半年続く博覧会を見すえた工夫です。
同じ場所でも、1か月たてば景色がまったく違います。
通期パスで何度か通うなら、毎回この花壇の前で写真を撮っておくと、季節の記録として見返せます。
神奈川県ゆかりの植物も展示
中央の花壇以外にも、神奈川県が育成・登録した品種が植えられます。
- ハナモモ「照手(てるて)シリーズ」:紅・桃・白の花色があり、枝がほうきのように上へ伸びる品種
- サルスベリ「ディアシリーズ」
- カンキツ「湘南ゴールド」「大津4号」
- ウメ「十郎小町」
- 無花粉ヒノキ「丹沢 森のミライ」:花粉を出さないヒノキ
ハナモモの照手シリーズは、公式パンフレットでも3月が見頃の花として紹介されています。
春に行くなら、まずここをチェックしておきましょう。
横須賀・厚木・鎌倉…県内の地域が庭をつくる
屋外庭園の一部は、県内の自治体や団体がそれぞれの区画をつくります。
| 出展者 | テーマ・見どころ |
|---|---|
| 横須賀市 | 猿島が浮かぶ情景や、海と丘陵の自然を再現 |
| 厚木市 | 市内産の花で、市の鳥エナガやアユ、鮎まつりの花火を表現 |
| 鎌倉市社寺共同体 | 古都鎌倉の日本庭園「静けさに触れ、心が澄む庭」 |
| JAよこすか葉山ほか | 三浦半島の「農の風景」。野菜の栽培や管理作業の様子も見られる |
| 農業関係高校5校 | 生徒が育てた花や野菜を使った庭。黒板を飾った教室風のフォトスポットも |
各区画の完成イメージは、神奈川県の発表ページで見られます。
家庭菜園をしている身としては、JAの「農の風景」がいちばん気になる区画です。
県内有数の野菜の産地である三浦半島は、キャベツやダイコンでも知られています。
畑で育っていく途中の野菜の姿は、スーパーでは見られません。
会期中に何度か行けば、同じ畑の成長も見比べられます。
かながわ館の屋内展示とシアター|クジラの頭骨標本や約60席の映像シアター
屋内展示は3つのゾーンに分かれ、建物の中央に約60席のシアターがあります。
展示内容は県が一部を公表している段階で、下の表は発表資料に載っている例です。
| ゾーン | 内容 | 展示の例 |
|---|---|---|
| 地球がいきいきゾーン | 脱炭素やプラごみゼロの取り組み | デジタル地球儀、シロナガスクジラの頭骨標本 |
| からだとこころがいきいきゾーン | 未病(みびょう)の改善 | 未病指標、未病改善レシピなど |
| みんながいきいきゾーン | ともに生きる社会づくり | ともいきアートなど |
未病は、健康と病気の間にある状態のことで、神奈川県が力を入れているテーマです。
小学生には、シロナガスクジラの頭骨標本がまず目を引くはずです。
神奈川県が「プラごみゼロ」に取り組むきっかけになったクジラの標本なので、海のごみの話をするいいきっかけにもなります。
シアターでは、オリジナル映像「Vibrant INOCHI Forest -あなたといのちと未来と-」が上映されます。
屋内展示には、県内の市町村などが短期間ずつ入れ替わるスポット展示(約25㎡×2区画)もあります。
シアターが苦手な小さい子への備え
大阪・関西万博では、シアター型のパビリオンで、末っ子が少し怖がる場面がありました。
座れて休憩にもなるシアターは子連れにありがたい反面、暗さや大きな音が苦手な子もいます。
入る前に「暗くなるけど、映画を見るところだよ」と一言伝えておくだけでも、子どもの構え方が変わります。
どうしても怖がるときは、大人1人が子どもと庭園で待つと決めておくと、家族全員が気まずくならずにすみます。
かながわ館を子連れで楽しむコツ|インクルーシブ遊具と休憩の取り方
かながわ館の庭園には、子どもが遊べるインクルーシブ遊具が設置される予定です。
インクルーシブ遊具は、障がいの有無や年齢にかかわらず、誰でも一緒に遊べるよう工夫された遊具のことです。
ほかにも、車いすのまま土いじりができる高さの花壇(レイズドベッド)や、魚のふんを栄養にして花苗を育てる「アクアポニックス」の展示も予定されています。
魚と植物がつながって育つ仕組みは、自由研究のテーマ探しにもぴったりです。
わが家が考えている回り方
- 入場後、ゲートから近いかながわ館へ(屋内は10時開館予定なので、それより前なら庭園から)
- 屋外庭園で季節の花壇とリング木材のデッキを見る
- 子どもがインクルーシブ遊具で遊ぶ
- シアターに座って休憩しながら映像を見る
- 屋内展示を見て、次のエリアへ移動
横浜花博には、大屋根リングのように会場全体をつなぐ屋根がありません。
屋内で座れて、遊具もあるかながわ館は、子連れにとって「休憩もできる立ち寄り先」になりそうです。
わが家は今回、ベビーカーを持っていかない予定です。
その代わり、大阪・関西万博で役立った小型の折りたたみいすとモバイルバッテリーは持っていくつもりです。
ステージや催事も毎日開催予定
かながわ館の屋内・屋外には催事スペースがあり、郷土芸能やワークショップ、ダンスなどが毎日行われる予定です。
また、会場内の主催事場(仮称)では、神奈川県オリジナルミュージカル「Vibrant INOCHI」が不定期で公演されます。日程は発表待ちです。
マスコットは葉っぱの「バイブランツ」とモモンガの「モモーン」
かながわ館には独自のマスコットキャラクターがいます。
Vibrant INOCHIの木から生まれた葉っぱのキャラクター「VIBRANTs(バイブランツ)」と、子どものニホンモモンガ「モモーン」です。
デザインは、かながわ館の公式Instagramなどで見られます。
スタッフのユニフォームは、トウモロコシなど植物由来の繊維を主に使ってつくられ、閉幕後は回収して堆肥にする計画です。
「この服、最後は土になるんだって」と子どもに話せる、ちょっとした発見ポイントです。
かながわ館に行く前に|神奈川県の子ども無料招待とふるさと納税チケット
神奈川県内の子ども(満4歳〜満18歳)は、横浜花博の「こども招待1日券」を無料で受け取れます。
対象の細かな条件は、申込サイトで確認してください。
- 対象:神奈川県内の満4歳から満18歳(令和9年4月1日時点)
- 申込期間:2026年9月1日(火)〜2027年9月5日(日)
- 申込先:神奈川県GREEN×EXPO子ども招待
また、横浜市を含む県内32市町村で、ふるさと納税の返礼品として横浜花博の入場チケットが扱われます。
横浜市は2026年4月から、ほかの県内市町村は10月から順次始まっています。券種や寄附額は市町村ごとに違います。
わが家も、子どもの通期パスはふるさと納税で手に入れる予定です。
返礼品の券種は自治体ごとに違うので、欲しい券種があるかを先に確認しておくのがコツです。
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かながわ館のよくある質問
かながわ館に入るのに予約は必要?
2026年10月20日時点では、かながわ館の予約の有無は発表されていません。
横浜花博への入場には、チケットとは別に来場日時予約が必要です。
かながわ館はどこにある?
会場西側エリアの北側、入場ゲートから約300mの場所です。
会場マップでは、JAグループの出店の近くに示されています。
見学の所要時間はどのくらい?
公式の目安はまだ発表されていません。
庭園と屋内展示があり、シアターでの上映もあるので、子連れなら少し余裕を見ておくと安心です。
雨の日でも楽しめる?
屋内展示施設とシアターがあるので、雨の日も過ごせる場所があります。
花壇や大屋根リングの木材を使ったデッキは屋外なので、晴れた日に見られると理想的です。
大屋根リングの木材はどこで見られる?
屋外庭園の花壇とデッキに使われます。
庭園に入ったら、足元のデッキと花壇の縁に注目してみてください。
ここまで読んで当日のイメージがわいてきたら、次はチケットとアクセスです。チケット選びから会場までの行き方、子連れでの回り方まで、出かける前に押さえておきたいことをこの1本で確認できます。
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まとめ:かながわ館は大阪・関西万博とつながる、季節で変わる庭
・大阪・関西万博の大屋根リングの木材が、花壇とデッキに生まれ変わる中央の花壇は3月の
・ナノハナから9月のキバナコスモスまで、月替わり
・クジラの頭骨標本、約60席のシアター、インクルーシブ遊具で子連れも過ごしやすい
・入館予約・所要時間は未発表(発表後にこの記事で追記)
大屋根リングを見上げた家族にとって、かながわ館は「あのときの続き」を確かめに行ける場所です。
見たい花の時期が決まったら、まずはチケットと来場日時予約を押さえておきましょう。
※2026年10月20日時点の情報です。最新情報は必ず神奈川県のGREEN×EXPO 2027特設サイトとGREEN×EXPO 2027 公式サイトでご確認ください。
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