GREEN×EXPO 2027「見晴らしの丘」TAISEI GREEN TERRACEを子連れで楽しむ|高さ4.5mの眺めと屋根下休憩、親子で探す12のしかけ


TAISEI GREEN TERRACEは横浜花博の「真ん中のひと休みスポット」

横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の会場中央に、大成建設グループが大型木製テラス「TAISEI GREEN TERRACE」をつくります。

話題になっているのは蜷川実花 with EiMの花壇です。ただ、子どもを連れて歩く親として、まず注目したいのは別のところです。
ここは会場の真ん中で「登って眺めて、屋根の下で休める」場所になりそうなんです。

この記事では、2026年10月時点で公表されている情報をもとに、次の4点を紹介します。

・テラスの規模と、子連れにちょうどいい理由
・親子で探したい「12のしかけ」
・写真を撮るときのポイント
・行く前に確認しておきたいこと

TAISEI GREEN TERRACEの基本情報

項目 内容
施設名 TAISEI GREEN TERRACE
出展 大成建設グループ(ダイヤモンドパートナー)
場所 会場中央部・主催催事場付近
施設の種類 大型木製テラス(展望施設)
規模 スロープ延長 約90m/展望高さ 約4.5m/延床 約800㎡
主な機能 展望スペース、休憩スペース、回遊動線
アート 蜷川実花 with EiMによる花壇・床面デザイン、テラス下部のLEDインスタレーション
会期 2027年3月19日(金)〜9月26日(日)

延床約800㎡は、テニスコートおよそ3面分の広さです。
パビリオンのように中に入って展示を見る施設ではありません。会場の景色の一部として、歩いて通り抜けられる丘のような場所です。

高さ4.5mの「ちょうどいい丘」が子連れにうれしい理由

階段ではなく、約90mのスロープで登る

テラスは、ゆるやかなスロープを立体的に組み合わせたつくりになると発表されています。
展望高さ約4.5mは、住宅の2階の窓から外を見下ろすくらいの高さです。

この高さなら、小さな子でも怖がりにくいはずです。それでいて、花壇の広がりは上からしっかり見渡せます。
わが家は横浜花博にベビーカーを持っていかない予定です。それでも、ベビーカーで来る家族にとって、階段を使わずスロープで登れるのは心強いと思います。
(ベビーカーの通行ルールは、会場の運用発表を確認してください。)

屋根の下は、日差しと雨を避けて休める場所に

テラスの下には、日差しや雨を避けて休める空間が設けられる予定です。
花博の会期は3月から9月まで。夏場は、日陰で座れる場所が子連れの命綱になります。

大阪・関西万博では、大屋根リングの下に座れる場所が多く、休憩場所にはあまり困りませんでした。
横浜花博には、あのリングのように会場を一周する屋根はありません。だからこそ、会場の真ん中にあるこのテラスは、休憩の目印として覚えておく価値があります。

「見下ろす」体験は、子どもの記憶に残る

大阪・関西万博では、夜に家族で大屋根リングの上に登りました。会場を見下ろした景色に、子どもたちはとても感動していました。

TAISEI GREEN TERRACEは、リングほどの高さはありません。
それでも、花と緑の会場を上から眺める体験は、地上を歩くだけでは味わえないものです。歩き疲れて機嫌が悪くなりかけた子どもも、「上に登ってみよう」のひと言で気分が変わることがあります。

蜷川実花 with EiMの花壇とLEDは「上と下」で楽しむ

テラスの上部には、蜷川実花 with EiMが演出する花壇が広がります。床面には、蜷川さんの写真作品を使ったデザインが入ります。
テラスの下部では、光と映像によるLEDインスタレーションが予定されています。

蜷川さんのコメントによると、構想はこうです。鮮やかな色の花の中を歩いていくと、花が少しずつ青と白へ移り変わり、その先の本物の空へつながっていきます。
昼は花と空、暗くなってからは光の演出と、時間帯によって表情が変わる場所になりそうです。

アート企画の詳しい内容や、夜のプロジェクションマッピングとの回り方は、こちらの記事でまとめています。

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親子で探したい「12のしかけ」

TAISEI GREEN TERRACEの面白さは、アートだけではありません。
施設のあちこちに、脱炭素・資源循環・自然共生につながる12の技術が組み込まれています。

公式サイトでも、しかけを見つけながら楽しむ場所として紹介されています。
花を眺めたあとは、子どもと宝探し感覚で探してみるのがおすすめです。

No. しかけ どこにある? 子どもへの声かけ例
1 太陽電池(ソリッドタイプ) 手すり 「この手すり、電気をつくってるんだって」
2 太陽電池(シースルータイプ) 名称看板 「看板なのに向こうが透けて見えるね」
3 アクリル板のアップサイクル 環境技術の説明パネル 「このパネル、リサイクル素材なんだよ」
4 間伐材の利用 木の構造の一部 「森を元気にするために切った木だよ」
5 森林循環システム 木の構造の一部 「木をもらった森に、また苗木を植えてるんだって」
6 雨水・水やりの水の再利用 植栽まわり(タンク) 「雨をためて、花の水やりに使ってるよ」
7 群集マット 外構の一部 「並べるだけで緑ができるマットだよ」
8 環境配慮型コンクリート(基礎) 基礎(見えない部分) 「見えない足もとでもCO2を減らしてるんだよ」
9 セメントを使わないコンクリート平板 テラス下の床の一部 「CO2を吸い込んだコンクリートの床だよ」
10 ウッドファイバー舗装 周辺の舗装の一部 「足もとがちょっとふかふかしてない?」
11 木材の長持ち塗装 木の構造の一部 「雨や日差しに強くなる塗装なんだって」
12 解体できる木のフレーム 木の構造全体 「ボルトで組んであるから、またバラせるんだよ」

全部を見つける必要はありません。
小学生なら、手すり・看板・ふかふかの道の3つを探すだけでも十分盛り上がると思います。

家庭菜園をしていると気になる「水」と「マット」

植物好きとして特に気になったのが、6番と7番です。

6番は、植栽に水やりしたときに余った水や雨水をタンクにためて、もう一度水やりに使う仕組みです。
家庭菜園でキュウリを育てていると、真夏の水やりの量はなかなかのものです。会場規模の花壇なら、必要な水の量は想像もつきません。水を使い回す仕組みは、花博らしい現実的な工夫だと感じます。

7番の群集マットは、専用のトレーで植物をぎっしり育てて、地面に並べるだけで緑地をつくれる技術です。
苗をポットで育てて植え替える作業を経験していると、並べるだけで済むことがどれだけ手間を減らすかがよくわかります。足もとの緑がこのマットなのか、近くで見て確かめてみたいポイントです。

木のフレームは「会期が終わったあと」まで考えてある

12番の木のフレームは、ボルトやビスで組み立てる構成です。組み立ても解体もしやすく、解体したあとの木材も再資源化できるとされています。

これまで博覧会の建物は、半年ほどの会期が終われば役目を終えるのが普通でした。
大阪・関西万博の大屋根リングの木材も、横浜花博で再利用されます。最近は、建てる前からその後の使い道まで考える流れが強まっています。

テラスの下で休憩するときは、木と木のつなぎ目を見上げてみてください。金物で留めてある部分を見つけると、「これがバラせる仕組みなんだ」と実感できます。

写真を撮るならここを意識

カメラを持って行ったら試してみたいポイントをまとめておきます。

  • 花壇は少し低い位置から撮る。カメラを下げて花越しに空を入れると、花から空へつながる蜷川作品の雰囲気が出やすくなります。
  • テラスの上からは広角で撮る。高さ4.5mからは会場全体の花と緑を見下ろせるので、引きの1枚を押さえておくのがおすすめです。
  • テラスの下では木組みを見上げる。大阪・関西万博では、大屋根リングの柱と梁を下から見上げた写真がお気に入りになりました。木の構造は、見上げると迫力が出ます。
  • LEDの演出は明るさを少し下げる。暗い場所の光の演出は白く飛びやすいので、スマホなら画面をタップして明るさを下げると色が残りやすくなります。

行く前に確認しておきたいこと

2026年10月時点では、テラスの利用時間、予約の要否、LEDインスタレーションの詳しい内容はまだ発表されていません。
新しい情報が出しだい、この記事を更新します。

いまの段階で決めておけるのは、次の3つです。

  • 来場日を決めて、チケットと来場日時予約を早めに済ませる
  • 会場マップで「中央部・主催催事場付近」の位置を確認し、休憩ポイントとしてルートに組み込む
  • LEDの演出も見たいなら、夕方以降まで会場にいる計画を立てる(夜間券の有無もあわせて確認)

チケットの種類と料金は、こちらで比較しています。
【2026年9月最新】横浜花博2027 チケット全種類まとめ|早割・通期パス・夏パス・夜間券の料金を比較

来場日時予約の手順はこちらです。
【2026年最新】GREEN×EXPO2027来場日時予約の方法を徹底解説

まとめ|花を見て、登って、休んで、しかけを探す場所

TAISEI GREEN TERRACEは、ひとつの場所でいろいろな楽しみ方ができる施設です。

・高さ4.5mのスロープを登れば、会場の花と緑を見渡せる
・テラスの下は、日差しや雨を避けて休める
・蜷川実花 with EiMの花壇と下部のLEDで、昼と夜の表情が変わる
・12のしかけを親子で探せば、休憩時間がそのまま学びの時間になる

パビリオンの予約が取れなかった日でも、ここなら家族で楽しめそうです。
会場の真ん中にあるので、回る途中で何度でも立ち寄れるのもうれしいところです。横浜花博の当日は、ぜひルートに入れておいてください。

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