落合陽一さんがプロデュースする常設ミュージアムシアター「null²ⁿ(ヌルヌルネクサス/null2n)」が、2026年10月14日、横浜ランドマークプラザ5階にオープンしました。
大阪・関西万博で話題になったパビリオン「null²」の体験を受け継いで組み直した施設で、所要時間は約60分。チケットは完全日時指定制で、大人3,900円からです。
さらにヌルヌルネクサスは、2027年の横浜花博・GREEN×EXPO 2027で公開される新作「null⁴(テトラヌル)」へつながる場所としても位置づけられています。
この記事では、料金・予約方法、子連れで行く前の注意点、撮影ルール、横浜花博とのつながりを、公式発表をもとにまとめました。
書いているのは、大阪・関西万博でnull²に入れず、外観だけを見上げて帰った5人家族です。
※2026年10月14日時点の公式情報をもとにしています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
ヌルヌルネクサス(null²ⁿ)の基本情報
まずは行く前に押さえておきたい基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | null²ⁿ(ヌルヌルネクサス) |
| 場所 | 横浜ランドマークタワー ランドマークプラザ5階(横浜市西区みなとみらい2-2-1) |
| 最寄駅 | みなとみらい駅から徒歩約3分/桜木町駅から徒歩約5分 |
| オープン | 2026年10月14日(常設予定) |
| 営業時間 | 9:30〜21:00予定(予約枠は9:30集合回〜19:40集合回) |
| 所要時間 | 約60分 |
| 予約 | 完全日時指定・事前予約制(空きがあれば当日券あり) |
| 休館日 | 休館日を設ける場合あり(公式サイトのカレンダーで確認) |
| プロデュース | 落合陽一 |
| 公式サイト | https://null2.nexus/ |
館内は「門」から始まり、壱の間・弐の間・参の間・肆の間、そして出口の「橋」まで、6つの空間を約60分かけて通り抜ける構成です。
大阪・関西万博のnull²ではLEDシアターは1部屋でしたが、ヌルヌルネクサスでは2部屋に増えています。
12月以降の予約開放は、2026年10月14日時点では未定とされています。年内に行きたい場合は、早めに空き枠を確認しておくと安心です。
ヌルヌルネクサスのチケット料金と予約方法
通常チケットとピンバッジ付きチケットの料金
料金は平日と土日祝で異なります(税込)。
| 券種 | 平日 | 土日祝 |
|---|---|---|
| 大人(13歳以上) | 3,900円 | 4,500円 |
| 子供(4〜12歳) | 3,000円 | 4,000円 |
| ピンバッジ付き 大人 | 11,900円 | 12,500円 |
| ピンバッジ付き 子供 | 11,000円 | 12,000円 |
3歳以下の子は、大人1名につき1名まで無料で入場できます。
12歳以下の子どもだけでは入場できず、18歳以上の大人1名につき子ども3人までという決まりがあります。
5人家族で行くといくら?
わが家のように大人2人と小学生2人で行く場合、平日なら13,800円、土日祝なら17,000円です。差額は3,200円あります。
未就学の子は、3歳以下なら無料枠に収まります。4歳を過ぎると子供料金がかかるので、きょうだいの年齢で金額が変わる点は覚えておきましょう。
横浜近郊に住んでいるなら、平日夕方の枠を狙う手もあります。最終の集合回は19:40なので、学校が終わってからでも間に合います。
予約前に確認したいルール
チケットを買う前に、次の点は必ず確認しておきましょう。
- お客様都合のキャンセル・払い戻しは一切不可
- 日時変更は公式サイトで購入したチケットのみ、予約日前日の23:59までマイページから可能
- 平日と土日祝をまたぐ変更は、公式サイト内でも案内が分かれているため購入前に最新の規約を確認
- 1回の決済で券種ごとに最大5枚まで
- 登録メールアドレスはキャリアメールよりGmailなどのフリーメールが推奨
- 顔写真付きの身分証を確認されることがある
- 現地での支払いはキャッシュレスのみ(現金不可)
ヌルヌルネクサスに当日券はある?
希望の時間枠に空きがあれば、来場当日でも公式サイトからチケットを買えます。
現地の窓口でも在庫がある場合に限り当日券が販売されますが、料金はオンラインと異なると案内されています。行く日が決まっているなら、オンラインで事前に買っておくのが確実です。
子どもが急に熱を出すこともあるので、日時変更ができる公式サイトでの購入が、家族連れには一番使いやすいと感じます。
少しでもお得に買うなら
ヌルヌルネクサスのチケットは、公式サイトのほかに提携サイトでも販売されています。
・楽天トラベル 観光体験:楽天ポイントが使えて貯まる
・JTB:専用入場枠や特別演出、オリジナルグッズ付きの旅行プランがある
提携先で買ったチケットは、日時変更や問い合わせを購入先で行う必要があり、公式マイページでは手続きできません。
ポイントを優先するか、変更のしやすさを優先するか。わが家は小さい子がいるので、迷ったら公式サイトを選ぶつもりです。
ヌルヌルネクサスと横浜花博のつながり null²からnull⁴への「転生」
ヌルヌルネクサスと横浜花博の関係は、ファンの想像ではありません。
2026年7月に出されたヌルヌルネクサス開業のプレスリリースには、2027年国際園芸博覧会協会も名を連ねています。タイトルには「横浜グリーンエクスポの前哨戦」という言葉が入り、ヌルヌルネクサスの考え方や技術が、花博会場のnull⁴へ受け継がれると明記されました。
落合さん自身も、大阪からの展開を「移設」や「再建」ではなく、形を変えて生まれ変わる「転生」と表現しています。
3つのnullの関係を一覧で整理
| 項目 | null²(ヌルヌル) | null²ⁿ(ヌルヌルネクサス) | null⁴(テトラヌル) |
|---|---|---|---|
| 場所 | 大阪・関西万博会場 | 横浜ランドマークプラザ5階 | GREEN×EXPO 2027会場 SATOYAMA Village内 |
| 期間 | 2025年4月13日〜10月13日(終了) | 2026年10月14日〜(常設予定) | 2027年3月19日〜9月26日 |
| 受け継いだもの | 出発点 | 内部のシアター体験 | 鏡の外観と、風景を映す考え方 |
| かたち | 鏡の膜で覆われたパビリオン | 6つの空間をめぐるミュージアムシアター | 4棟の鏡面体が回転する「生命彫刻館」 |
| 入場 | 万博入場券+予約 | 単独の日時指定チケット | 花博の入場券が必要(体験方法の詳細は今後発表) |
大阪の「中」は横浜へ、「外」は花博へ
大阪・関西万博で、わが家はnull²に入れませんでした。
Xでの投稿、現地でのチケット番号入場、通常予約と、思いつく方法はひと通り試しましたが、最後まで扉は開かず、見られたのは外観だけでした。
大阪のnull²は、建物の表面そのものが鏡の膜でできていて、周りの景色や人の姿をぐにゃりと歪めて映していました。
建物の「皮」が主役になっている建築は珍しく、写真を撮りながら何度も見上げたのを覚えています。外から眺めるだけでも満足感があって、閉幕後には移設クラウドファンディング「ぬるぬるのお引越」にリターン「null²のカケラ」で参加しました。
今回の横浜への転生では、この「中」と「外」が分かれて受け継がれています。
内部のシアター体験は、みなとみらいのヌルヌルネクサスへ。入口の「門」には、大阪の外装膜と同じ素材が使われていると報じられています。
一方、景色を映し込む「外」の役割は、花博会場のnull⁴へ。4棟の鏡面体が回転しながら、花や空、来場者を映して風景を変えていく作品になる予定です。
null⁴(テトラヌル)の詳しい情報はこちらの記事で紹介しています
大阪で外観しか見られなかったわが家にとっては、横浜で内側と外側の両方に会える流れになっていて、少し救われた気持ちになりました。
Mirrored Bodyアプリとピンバッジが3つをつなぐ
3つのnullをつなぐ仕掛けもあります。
ひとつはアプリ「Mirrored Body」です。大阪・関西万博で自分のデジタルアバターを作った人は、ヌルヌルネクサスで再びその分身に会えます。さらにアバターは、花博のnull⁴の演出ともつながると発表されています。
アプリのダウンロードは必須ではありませんが、行く前に入れておくと体験の幅が広がります。
もうひとつは、オリジナルピンバッジ付きチケットのピンバッジです。null²、null²ⁿ、null⁴の3つのロゴが連なったデザインで、大阪から横浜、そして花博へと続く流れがそのまま形になっています。
植物好きとしてnull⁴に期待していること
null⁴の周りには季節の草花が植えられ、昼と夜、季節によって違う表情を見せると発表されています。
家庭菜園でキュウリやじゃがいもを育てていると、同じ畑でも春の苗のころと真夏とでは、緑の濃さも葉の勢いもまったく違うことを毎年感じます。
花博は3月から9月まで約半年続くので、null⁴の鏡に映る花壇も、開幕直後と夏の終わりでは別の景色になっているはずです。
わが家は会期中に何度か花博に通う予定なので、季節を変えてnull⁴を見比べるのを楽しみにしています。
子連れでヌルヌルネクサスに行く前のチェックポイント
ベビーカーと荷物の扱い
ベビーカーは、安全確保のため館内への持ち込みを断られる場合があります。館内に荷物を預ける場所もないので、大きな荷物は駅や施設のロッカーに入れてから向かいましょう。
館内では、荷物を背負わずに体の前で抱えるルールがあります。床に置くこともできません。
リュックで行く場合も、中身は最小限にしておくと移動が楽です。
QRコードのチケットをスマホで見せるので、子どもの写真や動画で電池を使いがちな家族は、モバイルバッテリーがあると安心です。大阪・関西万博でも、わが家で持っていって一番役立ったもののひとつでした。
暗さ・音・光が苦手な子は
公式サイトでは、お化け屋敷のような驚かす演出はないとされています。ただし、暗い空間や強い光の点滅、大きな音の演出はあります。
大阪・関西万博のシアター型パビリオンでは、一番下の子が少し怖がる場面がありました。
小さい子と行くなら、事前に「暗いけど怖くないよ」と伝えておく、疲れが出る前の時間帯を選ぶ、館内では手をつなぐ、といった準備をしておくと落ち着いて楽しめそうです。
光の点滅や大きな音で体調を崩しやすい人は、公式の注意事項も確認してから予約しましょう。
鏡の床に合わせた服装と靴
館内には鏡張りの床があります。スカートや裾の広いショートパンツは注意が必要で、館内では無料の巻きスカートが貸し出されています(数に限りあり)。
ヒールやサンダルでの入場は控えるよう案内されています。入場時には靴の上からシューズカバーを着けます。鏡の床でも足元が安定する、歩き慣れたスニーカーが一番です。
トイレと食事は入館前に済ませる
一度退場すると再入場はできません。館内に飲食店や自動販売機はなく、ペットボトルや水筒、アメやガムも持ち込めません。
約60分出てこられないので、トイレと水分補給は入館直前に済ませておきましょう。食事はランドマークプラザ内で、入館前か後にとるのがスムーズです。
ヌルヌルネクサスの撮影ルールと撮影のコツ
撮影ルール
館内は基本的に撮影OKで、SNSへの投稿も歓迎されています。ただし次のルールがあります。
- フラッシュは禁止
- 三脚・一脚・自撮り棒は禁止
- 完全な暗闇の「弐の間」は撮影・録画禁止
- ライブ配信は控えるよう案内されている
- 一部エリアの撮影制限はスタッフの案内に従う
趣味で撮る家族のための、ちょっとしたコツ
ヌルヌルネクサスは荷物を体の前で抱えるルールがあり、暗い中でのレンズ交換は現実的ではないので、広角寄りの明るいズーム1本で通すのがおすすめです。
鏡の部屋では、あえて家族の後ろ姿を手前に入れると、合わせ鏡の奥行きが伝わりやすくなります。
LEDの映像は、シャッター速度を速くしすぎると縞模様が出ることがあります。手ブレしない範囲で少しゆっくりめにすると、きれいに写りやすいです。
撮影に夢中になって、体験そのものを見逃さないことも大事です。わが家は「最初の部屋だけはカメラを構えない」くらいがちょうどいいと思っています。
ヌルヌルネクサスと横浜花博をセットで楽しむモデルプラン
花博開幕前は「予習」として行く
横浜花博の開幕は2027年3月19日です。それまでにヌルヌルネクサスを体験しておけば、null⁴を見たときに「あの話の続きだ」と感じられるはずです。
落合さんは、みなとみらいで一度「記号」を手放し、上瀬谷の森で計算機自然に出会う流れを語っています。この順番で回るのが、作品の物語としても自然です。
花博会期中は「みなとみらい泊+2日間」
遠方から横浜花博に来る家族なら、みなとみらい周辺に泊まる2日間プランが組みやすいです。
- 1日目:午後にヌルヌルネクサス、夜はみなとみらいの夜景を散歩
- 2日目:GREEN×EXPO 2027会場(旧上瀬谷通信施設)で花博とnull⁴
花博の会期中は、みなとみらい周辺のホテルも混み合うことが予想されます。日程が決まったら、早めにホテルを押さえておきましょう。
ホテル予約サイトのポイントや、クレジットカードのポイントをためておくと、宿泊費を少しでも抑えられます。
null⁴は花博会場の奥エリアにあり、ゲートからはかなり歩きます。会場内の回り方は横浜花博の会場マップ記事で整理しています。
花博会場へのアクセスは、公式サイトで最新の交通案内を確認してください。
ヌルヌルネクサスのよくある質問
大阪・関西万博のnull²と同じ内容?
同じではありません。万博のシアター体験を核にしながら、新しい空間を加えて組み直した、独立したミュージアムシアターです。
落合さんは開幕式で、大阪でnull²を体験した人にとっては「あれはそういうことだったのか」と分かる仕掛けが多い、という趣旨の話をしています。
大阪でnull²に入っていなくても楽しめる?
楽しめます。落合さんによれば、万博の来場者のうちnull²の中に入れたのは2%ほど。ヌルヌルネクサスは、入れなかった多くの人のために作った施設だと落合さん自身が語っています。
わが家のように外観だけ見た人にとっては、ようやく中に入れる場所です。
横浜花博のチケットで入れる?
入れません。ヌルヌルネクサスは単独の日時指定チケットが必要です。
null⁴は横浜花博の会場内にあるため、こちらは花博の入場券が必要になります。2つの施設の連動プランは今後発表される予定です。
小さい子どもも入れる?
入れます。3歳以下は大人1名につき1名まで無料です。ただし暗い空間や光・音の演出があるため、手をつないで目を離さないよう案内されています。ベビーカーは持ち込みを断られる場合があります。
まとめ ヌルヌルネクサスは横浜花博へ続く「入口」
大阪・関西万博で、多くの人が入れなかったnull²。その内側の体験は横浜・みなとみらいのヌルヌルネクサスへ、景色を映す外側の役割は横浜花博のnull⁴へと、形を変えて受け継がれました。
・料金は大人3,900円から、完全日時指定制
・子連れは荷物・服装・トイレの準備を忘れずに
・2027年3月からは、横浜花博会場のnull⁴へ物語が続く
万博で悔しい思いをした人も、初めてnull²に触れる人も、花博の前にぜひ一度足を運んでみてください。
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