横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の会場で、ひときわ不思議な名前のパビリオンがあります。
竹中グループの「くるくるく」です。
初めて名前を見たとき、正直「何の建物?」と思いました。
でも公開されている情報を読み込んでいくと、建てる前から壊したあとまでを考え抜いた、かなり攻めたパビリオンだとわかってきました。
建物の成り立ちを知ると、パビリオン巡りはぐっと面白くなります。
この記事では、「くるくるく」が目指す資材99%再利用のひみつと、家族で楽しむために知っておきたいポイントを整理します。
展示内容の詳細はまだ発表されていないため、新しい情報が出しだい追記していきます。
この記事でわかること
・「くるくるく」という名前の意味
・資材99%再利用を目指すパビリオンのひみつ
・子連れで楽しむためのポイントと、現時点で未発表の情報
竹中グループ「くるくるく」とは?基本情報
「くるくるく」は、竹中工務店をはじめとする竹中グループ7社が、横浜花博のCraft Villageエリアに出展するパビリオンです。
テーマは「素材のいのちとかたちの循環」。
建物に使われる素材が、どこから来て、どこへ行くのかを体験できる展示施設として計画されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 館名 | 竹中グループ くるくるく |
| 出展者 | 竹中グループ7社(代表:竹中工務店) |
| 出展エリア | Craft Village |
| テーマ | 素材のいのちとかたちの循環 |
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日) |
| 敷地面積 | 約1,000㎡ |
| 延床面積 | 約300㎡ |
| 建物の高さ | 約4.3m |
| 工期 | 2026年6月15日着工〜2027年1月末竣工予定 |
| 目標 | 設計・施工から解体までで資材の再利用率99% |
出展するのは、竹中工務店、竹中土木、アサヒファシリティズ、朝日興産、TAKリビング、オフグリッドフィールド、竹中道路の7社です。
Craft Villageは、自然とともに育まれてきた日本のものづくりが集まるエリア。
建物を「つくる」会社が、素材そのものに焦点を当てる展示をするという点で、このエリアらしい出展といえます。
「くるくるく」の意味は?名前に込められた循環
「くるくるく」は、くるくる回る様子を表す「くるくる」の最後に「く」を一文字足した言葉です。
上から読んでも下から読んでも同じ「回文」になっていて、それ自体が終わりなく回り続ける循環を表しています。
公式サイトでは、花びらが舞い降りたことで生まれた「かたち」と、ここに集まる素材の「いのち」でこの建物ができている、と紹介されています。
花びらの形に切り取られた大地の下に広がるパビリオンを巡りながら、五感を使って素材の一生を追いかける。
そんな展示体験をイメージした名前です。
花博らしく花びらがモチーフでありながら、主役は花そのものではなく「素材」。
ここが、ほかのパビリオンとは少し違う面白さだと感じています。
資材99%再利用のひみつ
「くるくるく」でいちばん注目したいのが、資材の再利用率99%という目標です。
建築の世界で99%というのは、ほぼすべてと言っていい数字。
現時点で公表されている情報から、そのひみつを3つに分けて読み解きます。
ひみつ1:「完成」ではなく「解体後」までがデザインされている
ふつうの建物は、完成した瞬間がひとつのゴールです。
でも博覧会のパビリオンは、半年ほどの会期が終われば役目を終えます。
「くるくるく」は、その“終わったあと”を最初から計画に組み込んでいます。
設計・施工から解体に至るまでの流れ全体で、資材の99%を再利用することを目指しているのがポイントです。
あとから「再利用できるものを探す」のではなく、最初から「次に使える状態で建てる」という発想。
会場で見られるのは素材の一生のうちのほんの一場面だと思って眺めると、柱一本、床一枚の見え方が変わってくるはずです。
ひみつ2:設計から運営までグループ7社で一貫
「くるくるく」は、設計・施工から会期中の運営までを竹中グループ7社で一貫して手がけます。
これは竹中グループとして初めての試みです。
建てる人、使う人、片付ける人がバラバラだと、解体のときに「どの素材をどう再利用するか」の情報が途切れがちです。
最初から最後まで同じグループで担当することで、素材を次へつなぐ流れをつくりやすくなる。
99%という高い目標を掲げられる背景には、この体制があると考えられます。
ひみつ3:工事現場の仮設事務所まで“循環”を意識
面白いのが、パビリオン本体だけでなく、工事中の仮設事務所にもこだわっている点です。
竹中工務店は「くるくるく」の建設現場に、木材と鉄骨を組み合わせた「ハイブリッド木造仮設事務所」を導入しました。
神奈川県産の木材を使った地産地消の取り組みで、同社として初めての導入とされています。
来場者が目にすることはない部分ですが、テーマを建物ができる前から実践している。
見えないところまで手を抜かない姿勢に、このパビリオンへの本気度を感じます。
具体的にどの素材が、会期後どこでどう生まれ変わるのかは、まだ発表されていません。
展示の中で紹介される可能性もあるので、わかりしだい追記します。
低く、大地となじむパビリオンのかたち
建物の高さは約4.3m。
一般的な2階建ての家よりも低く、大きなパビリオンが並ぶ博覧会の中ではかなり控えめなサイズです。
さらに、敷地約1,000㎡に対して延床面積は約300㎡。
敷地の多くが建物以外の空間になるため、屋根や外まわりを含めた“風景”として楽しむパビリオンになりそうです。
公開されたイメージパースでは、花びらが舞い降りたような屋根が、生きものの居場所にもなるイメージで描かれています。
「大地の下に広がる」という表現からも、地面と屋根がひと続きになったような空間が想像できます。
実物を見たら、写真つきで追記します。
大阪・関西万博の「森になる建築」からのバトン
竹中工務店は、2025年の大阪・関西万博でも「森になる建築」というユニークな休憩所を出展していました。
植物由来の生分解性樹脂を3Dプリンターで造形したドームで、使い終わったら土に還るというコンセプトの建築です。
大阪では「土に還る建築」、横浜では「素材がめぐり続ける建築」。
アプローチは違っても、“建てて終わりにしない”という考え方がつながっているように見えます。
家庭菜園をしていると「循環」の意味がよくわかる
【著者メモ:家庭菜園での“循環”に関わる実体験を3〜5行で。キュウリを2年続けて育てた中で感じたこと、じゃがいもや大葉を育てる中で「終わったものが次につながる」と感じた場面など、実際の体験だけを書いてください】
畑で土をつくっていると、「終わったもの」が「次の始まり」になる感覚が自然と身につきます。
「くるくるく」がやろうとしているのは、きっとそれを建物の素材でやること。
花や野菜が好きな人ほど、すっと腑に落ちるテーマだと思います。
「くるくるく」を子連れで楽しむポイント
現時点でわかっていること・未発表のこと
| わかっていること | まだ発表されていないこと |
|---|---|
| Craft Villageに出展 | 具体的な展示内容 |
| 素材の循環を楽しむ体験型展示が中心の予定 | 予約の要否 |
| 技術や製品を使った展示・イベントも計画中 | 所要時間・混雑の目安 |
| 建物は高さ約4.3mの低層 | ベビーカー・車いすでの動線 |
子どもと一緒に楽しむコツ
公式の説明では、五感を通じて素材の一生を追いかける空間とされています。
見るだけでなく、触ったり感じたりする展示になりそうなので、小さな子どもでも楽しみやすいはずです。
小学生くらいの子なら、行く前に「この建物、終わったらどうなると思う?」と聞いてみるのがおすすめ。
答えを考えてから展示を見ると、素材がどこから来て、どこへ行くのかを自分ごととして楽しめます。
ちなみに竹中工務店は、花博に向けて「リジェネラティブすごろく」という環境学習のすごろくも制作中です。
横浜市内の小学校で体験会も行われていて、楽しみながら脱炭素や資源循環を考えられる内容とのこと。
会場で遊べるかどうかは、まだ発表されていません。
回り方のポイント
我が家は今回、ベビーカーなしで行く予定です。
Craft Villageは、ほかのものづくり系の出展とまとめて回ると移動が少なく済みます。
会場全体の回り方は、会場マップの記事でまとめているので参考にしてください。
写真を撮るなら(実物を見てから追記予定)
背の低い建物は、少しかがんで目線を下げるだけで、屋根の曲線と空の広がりがきれいに入ります。
花びらのような屋根のかたちは、横から光が当たる朝や夕方のほうが立体感が出やすいはずです。
一眼レフで広角ズームを持っていくなら、少し引いて周りの緑ごと入れるのがおすすめ。
スマホなら0.5倍の超広角が役立ちます。
実際に撮影したら、作例つきでここに追記します。
竹中グループ「くるくるく」よくある質問
Q. 「くるくるく」は会場のどこにありますか?
Craft Villageエリアにあります。
同じエリアには、ものづくりや素材をテーマにした出展が集まっています。
Q. 「くるくるく」の意味は?
くるくる回る「くるくる」に「く」を足した回文で、終わりなく続く素材の循環を表しています。
Q. 資材99%再利用とはどういうこと?
パビリオンの設計・施工から解体までの過程で、使った資材の99%を再利用することを目指す取り組みです。
具体的な再利用先は、まだ発表されていません。
Q. 子連れでも楽しめますか?
五感を使って素材の循環を体験する展示が予定されているため、子どもも楽しみやすいパビリオンになりそうです。
対象年齢やベビーカーでの動線は未発表なので、わかりしだい追記します。
Q. 予約は必要ですか?
2026年10月時点では、予約の要否は発表されていません。
Q. 建物はいつ完成しますか?
2026年6月に着工し、2027年1月末に竣工する予定です。
まとめ:「くるくるく」は素材の一生を楽しむパビリオン
竹中グループの「くるくるく」は、花びらをモチーフにした低く静かな建物の中で、素材の循環を体験するパビリオンです。
資材99%再利用という目標や、名前に込められた意味を知ってから訪れると、見え方がまったく変わるはずです。
派手さで勝負するパビリオンではありませんが、子どもと一緒に「ものの一生」を考えるきっかけになる場所。
展示の詳細はこれからなので、まずはチケットを押さえて、どの季節に行くか家族で作戦を立てておくのがおすすめです。
チケットの種類や買い方は、下の記事で詳しくまとめています。
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