横浜花博の参加国は74カ国・5国際機関に(2026年9月7日時点)
2027年3月19日に開幕する横浜花博(GREEN×EXPO 2027)。外務省が公表している最新リストでは、2026年9月7日時点で74カ国と5つの国際機関が参加を表明しています。
2026年2月の時点では42カ国・3国際機関でした。そこから約7か月で、差し引き32カ国が増えています。当初目標だった「70カ国以上」もすでに達成しました。
この記事では、最新の参加国一覧を地域別に整理しています。あわせて、2025年の大阪・関西万博と比べて何が違うのかもまとめました。
横浜花博は来場日時予約制です。2026年9月18日から、全会期を対象にした予約の受付が始まっています。各時間帯は先着順なので、行く日がある程度決まっている方は早めの手配が安心です。料金はチケット全種類まとめ、予約の手順は来場日時予約の方法で詳しく解説しています。
参加国数はどう増えてきた?2026年の推移
| 公表時点 | 参加国 | 国際機関 | 主なトピック |
|---|---|---|---|
| 2026年2月9日 | 42カ国 | 3機関 | 2月6日にアメリカの参加を発表 |
| 2026年6月3日 | 70カ国 | 5機関 | 70カ国に到達、国際農業開発基金(IFAD)が追加 |
| 2026年8月4日 | 71カ国 | 5機関 | 博覧会協会が目標の「70カ国以上」達成を公表 |
| 2026年9月7日 | 74カ国 | 5機関 | コロンビア、ナウル、リビアが追加 |
2026年6月30日〜7月1日には、パシフィコ横浜で「国際参加者会議」が開かれました。この会議には、74カ国・6国際機関の出展責任者が集まっています。
開幕半年前の記者発表会では、協会から「75を超える国・国際機関」の参加が決まったと説明がありました。外務省のリストは、公表の準備が整った国から順に掲載される仕組みです。今後もまだ増える可能性があります。
なお、2月時点のリストにあったタンザニアとザンビアは、最新リストには載っていません。これまでにも、ネパールが一時的にリストから外れて、のちに再掲載された例があります。そのため、参加・不参加が確定したとは言い切れない状況です。
【地域別】GREEN×EXPO 2027 参加国74カ国の一覧(2026年9月7日時点)
外務省の公表リストをもとに、地域ごとに分けて掲載します。
アジア(12カ国)
インド、インドネシア、タイ、大韓民国、ネパール、東ティモール、フィリピン、ブータン、ベトナム、マレーシア、モンゴル、ラオス
2月時点では4カ国だったアジアが、この半年で一気に増えました。インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシアといった、熱帯の植物文化を持つ国がそろっています。
中央アジア・コーカサス(4カ国)
アゼルバイジャン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン
大洋州(5カ国)
ソロモン諸島、ナウル、パラオ、フィジー、ミクロネシア連邦
中東(5カ国)
イエメン、カタール、シリア、ヨルダン、レバノン
カタールは、2023年に「ドーハ国際園芸博覧会」を開いた前回のホスト国です。2025年5月には、横浜花博で最初に公式参加契約を結んだ国にもなりました。砂漠での緑化のノウハウをどう見せてくれるのか、楽しみです。
アフリカ(36カ国)
アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エスワティニ、エチオピア、ガーナ、カメルーン、ガンビア、ギニア、ケニア、コートジボワール、コモロ、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、赤道ギニア、ソマリア、チャド、中央アフリカ、トーゴ、ブルンジ、ベナン、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、マリ、南スーダン、モーリタニア、モザンビーク、モロッコ、リビア、リベリア、レソト
参加国のおよそ半分がアフリカです。マダガスカルやセーシェルのように、固有の植物が多い島国も入っています。植物好きにとっては、かなり気になるエリアになりそうです。
ヨーロッパ(6カ国)
イタリア、英国、クロアチア、スペイン、セルビア、ルクセンブルク
南北アメリカ(6カ国)
アメリカ合衆国、エクアドル、コロンビア、ハイチ、パナマ、ボリビア
国際機関(5機関)
- 国際熱帯木材機関(ITTO)
- 国際農業開発基金(IFAD)
- 国連大学(UNU)
- 国連人間居住計画(UN-Habitat)
- 世界食糧計画(WFP)
2月時点の3機関に、IFADとWFPが加わりました。食と農、森林、都市といったテーマの機関がそろっていて、花を見るだけでは終わらない博覧会だとわかる顔ぶれです。
特に注目の参加国4選
アメリカ:G7で最初の参加国
アメリカは2026年1月14日に参加契約に署名し、G7で最初の参加国になりました。出展テーマは「幸せの追求」です。米国植物園や米国公共庭園協会が協力し、アメリカの多様な植物と公共庭園の魅力を紹介する予定です。
G7諸国で初めて米国が参加契約を調印 2026年2月、横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027」(2027年国際園芸博覧会)に、米国がG7参加国として初めて参加することが正式に決定しました。2026年1月14日付けで参加契約書への[…]
英国:生物多様性を重視した英国式庭園
英国は2026年7月30日に公式参加契約を結びました。持続可能な植栽と生物多様性を重視した英国式庭園で、英国の園芸文化を紹介する予定です。
ガーデニングの本場ともいえる英国が、庭園で勝負してきます。園芸博ならではの見どころです。
イタリア:大阪・関西万博のイタリア館が一部よみがえる
イタリアは2026年7月9日に調印しました。出展テーマは「自然・伝統・革新の調和を設計するイタリア」です。
大阪・関西万博で高い評価を受けたイタリア館から、建築と展示の要素の一部を横浜のイタリア館に取り入れる予定と発表されています。大阪でイタリア館に並んだ方は、答え合わせのような楽しみ方ができそうです。
インド:ヨガの要素を取り入れた出展
インドは2026年2月26日に公式参加契約を結びました。インドの幅広い園芸文化に、ヨガの要素を組み合わせた出展が計画されています。
大阪・関西万博との比較
| 項目 | 大阪・関西万博(2025年) | 横浜花博(GREEN×EXPO 2027) |
|---|---|---|
| 会期 | 2025年4月13日〜10月13日(184日間) | 2027年3月19日〜9月26日(192日間) |
| テーマ | いのち輝く未来社会のデザイン | 幸せを創る明日の風景 |
| 会場 | 大阪市此花区 夢洲 | 横浜市瀬谷区・旭区 旧上瀬谷通信施設 |
| 会場の広さ | 約155ha | 約100ha(うち会場区域80ha) |
| 参加国 | 158か国・地域 | 74カ国(2026年9月7日時点) |
| 国際機関 | 7機関 | 5機関(2026年9月7日時点) |
| 来場者 | 一般来場者 約2,558万人(実績) | 有料来場者 1,000万人以上(目標) |
| 博覧会の種類 | 登録博覧会 | 認定博覧会(国際園芸博覧会 A1クラス) |
参加国の数だけを見ると、大阪・関西万博の半分以下です。ただし、横浜花博は園芸と緑化に特化した「認定博覧会」です。あらゆる分野を扱う登録博覧会とは、そもそも規模の設計が違います。
A1クラスは、国際園芸博覧会の中で最上位のランクです。A1クラスの国際園芸博覧会が国内で開かれるのは、1990年の大阪「花の万博」以来37年ぶりになります。
展示の中心は「建物」より「庭」
大阪・関西万博では、各国が趣向を凝らしたパビリオン建築が主役でした。一方の横浜花博では、屋外の庭園や花壇など、予約なしで自由に楽しめる空間が大きく広がります。
大阪で建物を見上げていた視線が、横浜では足元の植栽や風景に向かう。同じ「万博」でも、楽しみ方はかなり変わりそうです。
各国を深く楽しむならナショナルデーをチェック
会期中は、すべての公式参加国・国際機関が、自国の文化を紹介する「ナショナルデー・スペシャルデー」を開きます。2026年9月15日の発表時点で、59の国・機関の日程が決まっています。
お目当ての国がある方は、その国のナショナルデーに合わせて来場日を決めるのもひとつの方法です。
まとめ
・2月の42カ国から大きく増え、当初目標の「70カ国以上」も達成済み。今後も追加の可能性あり
・アメリカ・英国・イタリア・インドなど注目国も参加が決定。イタリア館は大阪・関西万博の要素を一部引き継ぐ
・規模は大阪・関西万博よりコンパクトだが、庭園と花が主役の、国内37年ぶりとなる最上位クラスの園芸博
参加国一覧は今後も更新されます。この記事も、新しい発表があり次第追記していきます。
来場日時予約は先着順です。行きたい日が決まっている方は、早めに手配しておくと安心です。
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