横浜花博(GREEN×EXPO 2027)のFarm & Food Villageに、あのカールおじさんがやってきます。
明治グループが出店するのは「ORAGA VILLAGE~未来のふるさと~」。
カールおじさんが暮らす「おらが村」をモチーフにした、里山の世界観の展示です。
ひと言でまとめると、ここは「見て、食べて、持ち帰れる」出店です。
プロジェクションマッピングで酪農やカカオ畑の「再生」を体感し、その成果である乳製品やチョコレートを味わい、カカオの皮から生まれたグッズをお土産にできます。
子どもの頃、カールを食べていました。
ところが我が家の子どもたちは、カールもカールおじさんも知りません。
そんな親子で楽しむつもりで、明治グループのプレスリリースと各種報道をもとに、展示の中身、食べもの・グッズ、子連れの回り方をまとめました。
明治「ORAGA VILLAGE~未来のふるさと~」の基本情報
まずは概要を表で確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出店名 | ORAGA VILLAGE~未来のふるさと~ |
| 出店者 | 明治ホールディングス株式会社(明治グループ) |
| 出店エリア | Farm & Food Village |
| 出店形態 | テーマ営業出店(展示と飲食・物販を組み合わせた出店) |
| コンセプト | 未来のふるさとが、ここにある。 |
| テーマ | 再生(Regeneration) |
| 規模 | 約350平方メートル |
| 主な内容 | プロジェクションマッピング・映像の没入体験、乳製品やチョコレートの販売、再生素材のグッズ販売、ジオラマ・パネル展示 |
| 会期 | 2027年3月19日(金)~9月26日(日) |
| 会場 | 神奈川県横浜市(旧上瀬谷通信施設) |
「テーマ営業出店」は、企業がテーマに沿った展示とあわせて、独自の飲食や物販を行う出店形態です。
大きなパビリオンで展示をじっくり見る「Village出展」とは少し性格が違い、食べたり買ったりできるのが特徴です。
見どころ1:カールおじさんの大きな顔が出迎える里山の建物
公開されているイメージパースを見て、思わず笑ってしまいました。
木の外壁でできた建物の正面に、黄色い帽子をかぶったカールおじさんの巨大な顔が、両手を上げて飛び出しています。
大きく開いた口がそのまま入口になっていて、おじさんの口から村に入っていくような構図です。
建物そのものは、縦張りの木の板で覆われた落ち着いた箱型。
派手なのはおじさんの顔だけで、外壁は里山の納屋のような素朴な表情に抑えています。
キャラクターを一点だけ大きく見せ、ほかを木の素材感でまとめているので、遠くからでも「あ、カールおじさんだ」と分かり、近づくと里山の空気に切り替わる。
建築を学んできた身としては、この割り切りがうまいなと感じました。
パースには、建物の横に屋根付きのテラスや、明治のロゴが入ったキッチンカーらしき車も描かれています。
ひと休みしながら食べられる場所がありそうなのは、子連れにはうれしいポイントです。
見どころ2:プロジェクションマッピングで体感する「再生」の物語
展示のメインはプロジェクションマッピングです。
カールおじさんとその家族のキャラクターが登場し、子どもにも分かりやすく紹介する内容になるとされています。
報道によると、映像はこんな流れで構成される予定です。
- 導入:タイの洪水で牛のエサが足りなくなったこと、ブラジルの干ばつでカカオが被害を受けたことなど、気候変動が農業に与えている影響
- 酪農の再生:北海道の「道東カーボンファーミング研究会」による、土の健康を取り戻す環境再生型酪農
- カカオの再生:カカオ産地で森を育てながら栽培する「アグロフォレストリー」
家庭菜園をしている身として気になった「土の健康」
環境再生型酪農は、牛のエサになる牧草を育てる「土」を健康にするところから考える酪農です。
我が家でもキュウリやじゃがいも、大葉を育てているので、「いい作物は土から」という話にはつい反応してしまいます。
明治のコンセプト文にある「土がどんどん良くなる酪農」という言葉にも、家庭菜園をする身として親近感がわきました。
牛乳の味の話が、牧草、さらに土の話へとつながっていく。
ふだん何気なく飲んでいる牛乳の向こう側を、子どもと一緒にたどれる展示になりそうです。
カカオは「森の木陰」で育つ木
アグロフォレストリーは、ひとつの畑に背の高い木や果樹などを一緒に植え、森のような環境の中で作物を育てる農法です。
カカオはもともと熱帯の森の中で、ほかの木の陰に守られて育つ植物なので、この考え方と相性がいいんです。
森を切り開いて畑にするのではなく、森を育てながらチョコレートの原料を作る。
花と緑の博覧会らしいテーマだと思います。
見どころ3:再生農業の乳製品とチョコレートを味わえる
ORAGA VILLAGEの楽しみは、見るだけで終わらないことです。
食体験として、次のような商品の販売が予定されています。
- 環境再生型酪農で生産された生乳を使った乳製品
- アグロフォレストリーで育ったカカオを使ったチョコレート
映像で見たばかりの牧場やカカオの森が、手元のカップやチョコレートにつながる。
「さっき見た牛さんのミルクだよ」と言えるのは、子どもへの説明としてもかなり強いです。
夏の会期なら、乳製品の冷たいメニューがあるとうれしいところです。
見どころ4:カカオの皮や紙パックから生まれたグッズ
物販では、ふだんは捨てられてしまう素材を生かしたアパレルやグッズが並ぶ予定です。
- 牛乳・ヨーグルトの紙パックの再生素材を使ったもの
- チョコレートづくりで出るカカオ豆の皮「カカオハスク」を使ったもの
- 余った脱脂粉乳を原料にしたもの
脱脂粉乳から服ができるの?と思う方も多いはず。
「これ、何からできていると思う?」と子どもにクイズを出しながら選ぶのも楽しそうです。
そのほかの展示:ジオラマ・パネル・ペットボトルの話
ブース内では、ほかにも明治グループの取り組みが紹介されます。
- 熊本県の「明治グループ自然保全区 くまもと こもれびの森」のジオラマ(環境省の「自然共生サイト」認定)
- 約30年ぶりにペニシリン原薬の国内製造を復活させる岐阜工場の、地域と共生する水循環のパネル展示
- 「明治プロビオヨーグルトR-1」のペットボトルを100%リサイクル樹脂に切り替え、容器の薄肉化でプラスチック使用量を約43%減らす取り組み
R-1のボトルの薄肉化は、神奈川県厚木市で2027年3月に稼働する新工場で完結する予定とのこと。
開催地の神奈川とつながる話題でもあります。
子連れでORAGA VILLAGEを楽しむためのポイント
行く前に「おらが村」を子どもに紹介しておく
いつの間にか、近所のお店でカールを見かけなくなりました。
調べてみると、カールは2017年に中部地域から東での販売を終え、いまは西日本中心の商品になっています。
我が家の子どもたちがカールおじさんを知らないのも当然でした。
そこでおすすめなのが、明治の「カールおらが村」の公式サイトをのぞいておくこと。
おらが村のキャラクターたちが登場する短いお話や、家のプリンターで印刷できるお面、迷路が公開されています。
前の晩にお話を読んでおくだけで、当日おじさんの大きな顔を見たときの反応がまったく違うはずです。
親世代にとっては、懐かしさで思わず顔がゆるむ場所になりそうです。
暗い映像が苦手な子は入口近くに
大阪・関西万博でシアター型のパビリオンに入ったとき、一番下の子が少し怖がりました。
ORAGA VILLAGEのプロジェクションマッピングはキャラクターが登場するやわらかい内容になりそうですが、小さい子がいる場合は、すぐ出られる位置で見ると親も安心です。
お昼前後に組み込むと効率がいい
Farm & Food Villageは食と農がテーマのエリアで、食べものを扱う出店が集まります。
同じエリアにはJAグループのマルシェやキッチンカーも出店予定なので、ORAGA VILLAGEで乳製品やチョコレートを買い、周辺で食事をとる流れにすると移動が少なくて済みます。
大阪・関西万博では、食事の時間をピークから少しずらすだけで、ずいぶん楽に過ごせました。
花博でも、11時台の早めのお昼や14時以降に回すのがおすすめです。
写真を撮るなら少し離れて
カールおじさんの顔は建物から大きく張り出しているので、記念写真は少し離れたほうが建物全体と一緒に収まります。
標準ズームのいちばん広い側で、数歩下がって撮るのがよさそうです。
人の流れが落ち着く朝いちばんか、夕方の斜めの光が木の外壁に当たる時間帯も狙い目です。
まだ発表されていないこと(2026年10月時点)
以下はまだ公式に発表されていません。分かりしだい更新します。
- 予約が必要かどうか、入場方法
- 営業時間
- 乳製品・チョコレートのメニュー名と価格
- グッズのラインナップと価格
- 会場でカールが購入できるかどうか
- Farm & Food Village内の具体的な位置
まとめ:見て、食べて、持ち帰れる「未来のふるさと」
明治の「ORAGA VILLAGE~未来のふるさと~」は、カールおじさんの里山を入口に、牛乳やチョコレートの原料がどこから来るのかを家族でたどれる出店です。
・プロジェクションマッピングで酪農とカカオの「再生」を体感
・再生農業の生乳の乳製品、アグロフォレストリーのカカオのチョコレート
・カカオの皮や紙パックから生まれたグッズ
横浜花博は花と緑が主役の博覧会ですが、こうした「食」の出店も大きな楽しみのひとつです。
チケットはすでに前売りが始まっています。
家族の来場回数に合わせたチケットの選び方は、横浜花博2027 子連れチケットはどれが得?夏パスは3回・通期パスは6回が目安でまとめています。
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