横浜花博2027 会場マップ徹底解説|子連れ向けルートと便利スポット

2027年春、横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027」は、花と緑に包まれた”未来のまち”がテーマ。約100ヘクタールの広大な敷地に、世界中の花や自然体験、食や学びのコンテンツが集結します。

今回はその中でも、子ども連れ家族に向けた「会場マップ徹底解説」として、5つの主要ゾーン(ヴィレッジ)の見どころや、親子で回りやすいルートを紹介します。

※本記事は2025年10月時点で公表されている基本計画や出展概要をもとに作成しています。今後の調整により変更になる可能性がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。

目次

会場の全体ゾーニング

横浜花博2027の会場は、横浜市旭区・瀬谷区にまたがる「旧上瀬谷通信施設地区」。自然豊かな丘陵地形をいかし、約80ヘクタールの博覧会エリアに5つのテーマヴィレッジが広がります。

5つのVillage構成

Village名 コンセプト 子ども向けの特徴
Kids Village 環境学習・アクティブラーニング・異文化交流の場 五感を使った体験型プログラム、環境クイズ、世界の子どもたちとの交流
Farm & Food Village 食と農をテーマにしたゾーン。Farm to Table STREETで食育体験が充実 収穫・調理体験、地元野菜ランチ、マルシェ見学
SATOYAMA Village 日本の里山文化を再現。自然や生き物とふれあう学びの場 昆虫観察、自然ガイドツアー、自由研究体験
Craft Village ものづくりやアートを体感するゾーン 木工や陶芸のワークショップ、花雑貨づくり
Urban GX Village 技術と自然の調和を描く”未来都市” ロボット体験、エコ建築見学、環境クイズ

これらのヴィレッジが環状園路でつながり、中央に「シンボルゾーン(テーマ館・園芸文化館・催事場)」が位置します。どのエリアからもアクセスしやすい円形配置で、家族で一日ゆったり楽しめる構成です。

子ども向け体験エリア(各ヴィレッジ別)

GREEN×EXPO 2027では「次世代を担う子どもたちが自然と親しむ体験」をテーマに、多数のプログラムが展開される予定です。公式発表・出展概要をもとに、現時点で想定されるファミリー向けコンテンツをゾーン別にまとめました。

※以下の体験内容は基本計画に基づく想定です。詳細なプログラムは今後発表されます。

Kids Village(キッズヴィレッジ)

「これからの地球を生きる子どもたちが自然と世界を学ぶ」をコンセプトに、大地を感じる空間で五感をフル活用した学び、遊び、交流が体験できます。

想定されるプログラム例

環境学習・アクティブラーニング

  • 自然素材クラフト体験(木の実や葉っぱを使った工作)
  • 花育ワークショップ(押し花・ブーケ・花の香り体験)
  • 環境クイズラリー「地球を守るミッション」
  • エコ実験ショー(植物の力を学ぶ体験)
  • 気候変動について考えるワークショップ

異文化交流・国際理解

  • 世界の子どもたちとのビデオ交流
  • 各国の花文化を学ぶコーナー
  • 多言語での挨拶体験
  • 国際協力プログラム

体験・遊び

  • ミニ菜園の収穫体験
  • キッズステージ(音楽・紙芝居・ダンス)
  • スタンプラリー形式の探検プログラム
  • ファミリークラフト(親子で作る花飾り・アート)

ポイント

午前中は比較的空いており、未就学児でも安心して参加できます。ベビーカー対応の舗装路完備で、屋内外両方のプログラムがあるため、天候に左右されずに楽しめます。

SATOYAMA Village(サトヤマヴィレッジ)

横浜の里山風景を再現したエリア。環境や生態系を親子で学べるゾーンとして計画されています。「自然と人、人と人とが関わりあい、共に生きる」がテーマで、生物多様性やネイチャーポジティブについて体験を通じて学べます。

想定される体験例

  • 里山ガイドと行く自然観察ツアー
  • 生き物探し・昆虫観察(虫かご貸出あり)
  • エコワークショップ(再生素材を使った工作)
  • 自由研究サポートブース(夏休み向け)
  • 写真やスケッチ体験コーナー
  • 市民参加プログラム(植樹体験、生き物調査など)

ポイント

自然との距離が近く、日陰も多いエリア。午後のリラックスタイムにもおすすめです。夏休み期間中は自由研究のテーマ探しにも最適で、専門スタッフが相談に乗ってくれます。

Farm & Food Village(ファーム&フードヴィレッジ)

食と農がテーマの体験型ゾーン。「Farm to Table STREET」では、親子で”食のつながり”を学べます。「農」と「食」を通じてウェルビーイングを追求するエリアです。

想定される体験例

  • 収穫体験(トマト・ハーブ・葉物など)
  • 親子で作る簡単クッキング(ピザ・スムージーづくりなど)
  • 食育ワークショップ(クイズ・食材学び体験)
  • 地元農家とのふれあいマルシェ
  • 香り産業体験(ハーブの香り比べ)
  • アグリテック展示(最新農業技術の見学)

ポイント

飲食エリア・休憩広場・授乳室が近く、赤ちゃん連れに最適。離乳食持込OKのカフェもあり、ランチタイムの拠点におすすめです。収穫した野菜はその場で調理体験できるプログラムも人気です。

Craft Village(クラフトヴィレッジ)

手作りの楽しさを伝える”創作エリア”。花や木、土など自然素材を使ったクラフトが体験できます。「自然とのつながりの中で育まれた智慧・技術と出会う」をコンセプトに、伝統的なサーキュラー・エコノミーを再発見できます。

想定される体験例

  • 木工体験(ミニスツール・コースターづくり)
  • 陶芸・粘土アート体験
  • 押し花・ハーバリウム制作
  • リサイクル素材を使ったSDGsワークショップ
  • 伝統的な染色体験
  • 発酵食品づくり体験
  • 郷土食の試食と学び

ポイント

屋内ブースもあり、雨の日の体験にもぴったり。作品を持ち帰って思い出に残せます。所要時間は30分~1時間程度のものが多く、スケジュールに組み込みやすいのも魅力です。

Urban GX Village(アーバンGXヴィレッジ)

未来の都市を体験できる”テクノロジー×自然”のゾーン。子どもが楽しく学べる科学系体験がそろいます。「カーボンニュートラル社会にGXで挑む」をテーマに、最先端技術を体感できます。

想定される体験例

  • ソーラーカー・風力発電体験
  • VRで見る「未来の街」展示
  • 環境クイズラリー「脱炭素ミッション」
  • 未来建築見学ツアー
  • 親子トークセッション(地球を守るしくみ)
  • CCU技術の実演
  • 木質化建築の体験

ポイント

小学生以上の子どもに人気の知育エリア。体験スタンプを集める仕掛けも予定されており、ゲーム感覚で環境について学べます。

授乳室・おむつ替えスペースの場所

横浜花博では、「誰もが使いやすい会場づくり」が基本理念。各ヴィレッジごとに授乳室・おむつ替えスペースが整備されます。

主な設置場所

  • メインゲート付近(入場直後に利用しやすい)
  • Kids Village内(ベビーケアルーム完備)
  • Farm & Food Village周辺(食事・休憩併設)
  • 大催事場付近(イベント対応)
  • テーマ館・園芸文化館近く(屋内展示と併設)

すべての授乳室に「お湯・オムツ台・個室スペース」を完備予定。また、メインゲートでは「ベビーカー貸出」「迷子センター」も設置されます。

飲食エリアと休憩スポット

食と花のフェスらしく、飲食ゾーンも非常に充実しています。特にファミリー層に人気となりそうなのが「Farm & Food Village」周辺のエリアです。

おすすめの休憩&食事ポイント

  • 地元グルメフードトラックエリア(横浜野菜プレート、スイーツなど)
  • キッズメニュー対応カフェ(離乳食持込OK、アレルギー対応メニューあり)
  • 屋外ピクニックエリア(芝生席・日よけテントあり)
  • Craft Village周辺の軽食スタンド(パンやドリンクなど)
  • Farm to Table STREET(世界の食文化を気軽に旅するように楽しめる)

2025年の発表では、約50店舗の飲食・物販出店が予定されており、家族向けカフェやデザート店も充実します。

ベビーカー・車いす対応ルート

GREEN×EXPO 2027はユニバーサルデザインに対応し、園路は全て段差の少ない舗装路で構成される計画です。電動カート・モビリティバスも導入予定で、小さな子ども連れでも安心して移動できます。

子連れにおすすめルート(1日モデル・想定所要時間)

※以下は基本計画をもとにした想定モデルコースです。実際の所要時間は混雑状況や体験内容により異なります。

時間 エリア 内容
10:00 メインゲート → Kids Village 体験・ワークショップ中心の午前コース。混雑前に環境学習プログラムを楽しもう
11:30 Farm & Food Village 早めのランチ&芝生ピクニック。授乳・休憩もここで。収穫体験もおすすめ
13:00 SATOYAMA Village 自然観察・自由研究体験。写真スポットも多い。午後の日陰で涼しく過ごせる
14:30 Craft Village 木工・陶芸など親子で体験できる時間。お土産探しも◎。作品を持ち帰れる
15:30 Urban GX Village 環境ゲーム・VR体験で子どもも再び元気に。最新技術に触れられる
16:30 シンボルゾーン テーマ館見学・花と緑の展示を楽しみながら出口へ

ルート作成のポイント

  • ベビーカー利用なら「時計回り」での移動がスムーズ
  • 各ゾーンの間にトイレ・休憩所があり安心
  • 午後は西日が強いため、日よけ帽や水筒を持参しましょう
  • お昼前後は飲食エリアが混雑するため、11:30頃の早めランチがおすすめ

年齢別おすすめプラン(想定)

※以下は基本計画に基づく想定プランです。実際のプログラムは開催が近づくにつれて詳細が発表されます。

0~3歳(乳幼児)向け

おすすめエリア:Farm & Food Village、SATOYAMA Village 想定滞在時間:2~3時間程度

  • 午前中の涼しい時間帯に訪問
  • 授乳室・おむつ替えスペースの近いエリアを中心に
  • 芝生エリアでのんびり過ごす
  • 動物や昆虫観察で自然に触れる

4~6歳(未就学児)向け

おすすめエリア:Kids Village、Craft Village、Farm & Food Village 想定滞在時間:4~5時間程度

  • 体験型プログラムを中心に
  • 収穫体験や簡単なクラフト作り
  • キッズステージでのイベント鑑賞
  • スタンプラリーで会場探検

小学生向け

おすすめエリア:全エリア制覇可能 想定滞在時間:6~7時間程度

  • 環境学習プログラムで自由研究のヒント探し
  • Urban GX Villageで最新技術体験
  • 異文化交流プログラムに参加
  • 本格的なワークショップに挑戦

アクセス情報(予定)

※アクセス方法の詳細は開催が近づくにつれて発表されます。以下は基本計画に基づく想定です。

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この記事ではざっくり書いておきます。

シャトルバス

会場へは以下の4駅からシャトルバスが運行予定です。

運行予定駅

  • 瀬谷駅(相鉄線)
  • 三ツ境駅(相鉄線)
  • 十日市場駅(JR横浜線)
  • 南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)

想定所要時間:各駅から約15~25分程度

空港・主要ターミナルから

  • 羽田空港、横浜駅、新横浜駅などから直行バスも運行予定
  • 貸切バスでの来場も可能

自家用車

  • 会場外に駐車場を確保し、「パーク&ライド」方式を採用予定
  • 東名高速道路や保土ケ谷バイパスから好アクセス
  • 新たなインターチェンジの整備も検討中

 

持ち物チェックリスト

必須アイテム

  • チケット(事前購入がおすすめ)
  • 水筒・ペットボトル(熱中症対策)
  • 日よけ帽・日焼け止め
  • タオル・ハンカチ
  • ティッシュ・ウェットティッシュ
  • 健康保険証のコピー

あると便利

  • レジャーシート(ピクニックエリア用)
  • 着替え(特に小さな子ども)
  • 羽織るもの(屋内施設の冷房対策)
  • 雨具(折りたたみ傘やレインコート)
  • 虫よけスプレー(SATOYAMA Village用)
  • ビニール袋(汚れ物や作品持ち帰り用)
  • スマホ充電器・モバイルバッテリー

ベビー連れの場合

  • ミルク・離乳食(お湯は授乳室で提供予定)
  • おむつ・おしりふき(多めに)
  • 抱っこ紐(ベビーカー移動が困難な場所用)
  • お気に入りのおもちゃ

雨天時の楽しみ方

急な雨でも大丈夫!屋内で楽しめるコンテンツも充実しています。

屋内施設

  • テーマ館:GREEN×EXPO 2027のテーマを体感
  • 園芸文化館:花き品種やガーデンデザインの展示
  • Craft Village屋内ブース:雨でも制作体験可能
  • Kids Village屋内エリア:環境学習プログラム
  • 各Village展示施設:企業出展の屋内展示

雨の日限定の楽しみ方

  • 雨上がりの自然観察(SATOYAMA Village)
  • 屋内ワークショップに集中
  • ゆっくりカフェタイム
  • 花と雨の写真撮影

お土産・記念品(想定)

会場内には約50店舗の物販店が出店予定です。横浜花博ならではのお土産が揃う見込みです。

想定されるお土産例

  • 公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」グッズ
  • 横浜の花をモチーフにしたお菓子
  • 地元野菜や加工品
  • ハーバリウムや押し花グッズ
  • オリジナル種子セット
  • エコグッズ・SDGs関連商品

Craft Villageで作れるお土産

  • 自分で作った木工作品
  • 陶芸作品(後日郵送も可能)
  • 押し花アート
  • オリジナルハーバリウム

写真映えスポット(想定)

期待される撮影ポイント

主催者庭園:季節ごとに咲き誇る花の変化が楽しめる予定 サクラ広場:春は桜の名所になる見込み Farm to Table STREET:カラフルな野菜やフードの演出 各国の庭園:世界70カ国の多様な花き・園芸文化 テーマ館外観:未来を感じる建築デザイン SATOYAMA Villageの自然風景:里山の四季折々の表情

まとめ:家族で楽しむ”未来の花と緑のまち”

横浜花博2027は、花を”見る”だけでなく、自然に触れ、作り、学び、味わう体験ができる新しいタイプの博覧会です。

特に子どもたちにとっては、自然や環境、食の大切さを五感で学べる絶好の機会。Kids Villageでの環境学習や異文化交流、SATOYAMA Villageでの生き物観察、Farm & Food Villageでの食育体験など、それぞれのヴィレッジで「幸せを創る明日の風景」を体感できます。

大人も心が癒され、家族みんなが笑顔になれる時間になるはずです。

開催情報

  • 期間:2027年3月19日(金)~9月26日(日)
  • 場所:神奈川県横浜市旭区・瀬谷区(旧上瀬谷通信施設)
  • アクセス:瀬谷駅、三ツ境駅、十日市場駅、南町田グランベリーパーク駅からシャトルバス運行予定
  • 予想来場者数:1,500万人(有料来場者1,000万人以上)
  • 参加国:約70カ国・国際機関(予定)

本記事の内容は2025年10月時点で公表されている基本計画や出展概要に基づいています。今後、新しい出展者やイベント情報が発表され次第、内容は随時更新される予定です。

春の開幕に向けて、ぜひ家族で「未来の花のまち」へのお出かけ計画を立ててみてください。