2027年3月19日から9月26日まで開催される「GREEN×EXPO 2027」(2027年国際園芸博覧会)。神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設で開催されるこの国際的なイベントには、約1,000万人以上の有料来場者が見込まれています。
本記事では、会場へのアクセス方法を徹底解説します。電車・シャトルバス・車・駐車場など、あなたに最適な来場方法が見つかります。
電車でのアクセス(最寄り駅・路線)
会場は、神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設(旭区・瀬谷区)です。鉄道利用でのアクセスは以下の駅・路線が整備・活用される見込みです。運賃・所要時間は出発地により異なりますが、都心からアクセス可能なルートを押さえておきましょう。
主な最寄り駅・路線
瀬谷駅(相鉄本線)
鉄道から最も代表的な最寄り駅として挙げられています。横浜駅から相鉄本線の快速で約21分という好アクセスです。会場への主要なシャトルバス発着駅として位置づけられており、瀬谷駅北口からのシャトルバス運行が計画されています。
2025年6月17日には、瀬谷駅北口から会場へ向かうシャトルバスの運行実証実験が実施されました。複数のバスを発着させる運行形態および安全・円滑な乗降検証が行われており、本番に向けた準備が着実に進んでいます。
三ツ境駅(相鉄本線)
瀬谷駅と同じ相鉄本線上にあり、シャトルバス出発駅として計画されています。横浜駅からのアクセスも良好で、瀬谷駅と並ぶ主要アクセスポイントです。
南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)
東急線エリアからのアクセス拠点として位置付けられています。渋谷方面からのアクセスに便利で、東京都心部からの来場者にとって重要な駅となります。
十日市場駅(JR横浜線)
JR線からのアクセス拠点候補として記載があります。新横浜駅や町田方面からのアクセスに便利です。

利用時のポイント
- 鉄道+シャトルバスが基本ルート:鉄道で「最寄駅まで」移動し、そこからシャトルバスで会場へ向かうというルートが基本です。
- 徒歩のみでは完結しない:駅から会場までは徒歩のみで完結するアクセスではなく、バス・送迎手段を含むように計画されています。所要時間に余裕を持っておくことが望ましいです。
- 出発地により所要時間が変動:東京駅、新横浜駅、横浜駅など、どこから出発するか、「どの線に乗るか」「乗り換え回数」「最寄り駅でのバス待ち時間」などで所要時間が大きく変わります。
- 歩行空間の整備も予定:会場近隣の駅から歩けるルート整備も検討されており、駅から会場までの歩行空間整備・演出も行われる予定です。
シャトルバスの運行情報と時刻表
最寄り鉄道駅から会場へ向かうシャトルバスという輸送方式が、アクセスの中核として検討されています。
運行予定拠点・概要
駅発→会場着のシャトルバス
以下の4駅が基本路線として挙げられています:
- 瀬谷駅(相鉄本線)
- 三ツ境駅(相鉄本線)
- 十日市場駅(JR横浜線)
- 南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)
直行バス
空港(成田空港・羽田空港)や主要ターミナル発着の直行バスも検討されています。遠方からの来場者にとって便利なアクセス手段となる見込みです。
実証実験の実施
2025年6月17日に、瀬谷駅北口から会場へ向かうシャトルバスの運行実証実験が行われました。複数のバスを発着させる運行形態および安全・円滑な乗降検証が実施されています。
運賃・時刻表
現時点(公開資料)では有料シャトルバスを想定していますが、具体的な運賃や詳細な時刻表・運行間隔の公表はまだされていません。
実証実験の様子から、瀬谷駅北口バスターミナル発着で「複数のバスを発着させる運行形態」および安全・円滑な乗降検証が行われていますが、一般来場者向け時刻の発表は今後となります。
利用時の注意点
- 乗り継ぎ時間に余裕を:鉄道駅からのシャトルバス乗り継ぎ、またバスの待ち時間・混雑を見越して余裕を持って駅に到着しておくことが推奨されます。
- 運賃は有料:バス運賃が有料とされているため、鉄道運賃+バス運賃の合計を把握しておくと安心です。
- 混雑日は早めの行動を:混雑が予想される日は、バス乗車までに時間がかかる可能性があります。早めの移動・並び出しが重要です。
- バス利用が安心:駅から会場まで徒歩ルートも一部整備予定ですが、荷物・ベビーカー・車いす利用者などはバス利用が安心です。
速達性・定時性向上の取り組み
シャトルバスの速達性・定時性向上のため、以下の施策が検討されています。
- MaaS(Mobility as a Service):ICTを活用した経路選択や決済などがスムーズに進むシステム
- BRT(バス高速輸送システム)の導入検討
- PTPS(公共車両優先システム)の導入検討
- 交通需要マネジメント:チケット制度と連動した来場者の平準化
車でのアクセス(高速道路・ルート)
会場周辺には幹線道路・高速道路が近接しており、自家用車・レンタカーなどでのアクセスも可能です。
主なアクセス道路
高速道路
- 東名高速道路「横浜町田IC」:会場北側のアクセス拠点として最も近いインターチェンジです。
- 保土ヶ谷バイパス「上川井IC」:もう一つの主要アクセスポイントです。
周辺道路の整備
会場周辺の以下の道路について、改良・整備が進められる予定です:
- 環状4号線(海軍道路とも呼ばれる)
- 八王子街道
特に、環状4号線と八王子街道が交差する目黒交番前交差点は、主要渋滞箇所に特定されており、立体交差化工事が進められています(令和6年度工事着工予定)。環状4号線の一部高架化により、円滑な交通アクセスの確保が期待されています。
ルート例
東京方面から
首都高速 → 東名高速「横浜町田IC」→ 会場へ
神奈川県内・横浜市内から
保土ヶ谷バイパス/環状4号線等 → 会場へ
パーク&ライドの活用
自家用車利用時には「パーク&ライド(会場外駐車場+シャトルバス)」を併用する方式も検討されています。会場直前の渋滞を避けられる可能性があります。

利用時のポイント
- 渋滞・混雑を想定:車での直接アクセスは利便性が高いものの、開催期間中は交通混雑・渋滞が予想されるため、所要時間に余裕を持って行動することが重要です。
- 駐車場は限りあり:駐車場台数には限りがあります。予約制・臨時駐車場の整備も行われる予定なので、詳細が出次第早めの確保をおすすめします。
- 早朝出発または公共交通利用を:会場直前の道路渋滞を避けるため、早朝の出発・あるいは鉄道+バスの組み合わせ利用を検討すると安心です。
- 団体バスも受け入れ:貸切バス・観光バス等も受け入れ予定です。団体利用時は専用ルート・駐車スペースの確認が必要です。
新たなインターチェンジの検討
将来的には、交通利便性の向上や周辺の交通負荷の低減に向け、**東名高速道路と直結する「新たなインターチェンジ」**の検討も進められています。
駐車場情報(予約制・臨時駐車場)
自動車での来場を検討される方にとって、駐車場の状況は非常に重要です。現時点で公表されている駐車場関連情報を整理します。
駐車台数・形式
会場隣接駐車場
会場隣接の駐車場(会場内)として約3,000台を想定しています。
パーク&ライド方式
会場外駐車場+シャトルバスによる「パーク&ライド」方式も併せて実施予定です。約1,000台規模の駐車場整備が検討されています。
予約制の導入
駐車場の予約システム運営業務が公募されています。つまり、予約制駐車場の導入が決定しています。当日到着順ではなく、事前予約が必要になる見込みです。
利用の流れ・注意点
- 事前予約が必要:駐車場利用時には、事前に「予約サイト」等から申し込みを行う形式になる見込みです。到着=駐車確保というわけではなく、日時・時間帯を指定する可能性があります。
- 詳細は今後発表:駐車場の場所・料金・満車時の対応・シャトルバス乗り場など、詳細は今後発表される資料をご参照ください。
- 二つの駐車形式:駐車場は会場近接型(車で直接会場)/会場外駐車+シャトル型と二つの形式が併用される可能性があり、どちらを選ぶかによってアクセス所要時間が変わります。
- 混雑時は余裕を:混雑時(休日・連休・ピーク時間帯)は、駐車場受付待ち・シャトルバス待ち・渋滞による到着遅延などが発生しうるため、早めの出発・余裕あるスケジュールが望ましいです。
- バリアフリーへの配慮:車いす・ベビーカー利用者等も、駐車位置から会場ゲートまでの動線・シャトルバスの対応設備を確認しておくと安心です。また、障害者用の駐車場は会場に隣接して整備される予定です。
バイク・自転車でのアクセス方法
自動車・鉄道以外にも、バイク(オートバイ)や自転車での来場を検討される方も多いかと思います。公式資料上では細部まで明記されていませんが、次のようなポイントが確認できます。
基本情報
会場所在地である旧上瀬谷通信施設地区は、郊外型の広大な敷地であり、車・バイク・自転車の来場も想定されています。
自転車利用者向けの駐輪場整備・バイク駐車場整備については、公表データでは詳細未発表ですが、会場アクセスの一環として今後発表が期待されます。
アクセスルート
自転車・バイクで来場する場合、以下のルートを検討しておくと良いでしょう:
- 鉄道+シャトルバスルートと同様の幹線道路
- 環状4号線
- 八王子街道 などの幹線道路ルート
メリットと注意点
メリット
混雑時には車・バスが渋滞しやすいため、自転車・バイクによるアクセスは比較的優位なアクセス手段となる可能性があります。
注意点
- 駐輪場の容量・セキュリティを事前に確認してください
- 雨天時の対応も考慮しておきましょう
- ベビーカー・子ども連れ、自転車利用者などの場合は、会場内の平坦性・歩道の広さ・動線の確認もしておくと安心です
ベビーカー・車いすでの動線ガイド
来場者の中にはベビーカー、車いす利用の方もいらっしゃると思います。安心して楽しむためのアクセス・動線ポイントを整理します。
バリアフリー対応
鉄道駅からシャトルバス移動を前提とした輸送体系であるため、以下の箇所がバリアフリー対応となるよう整備が検討されています:
- 駅構内
- バスターミナル
- シャトルバス乗降場所
地形の特性
会場そのものは旧施設の跡地を活用するため、地形が「緩やかな起伏」「谷戸地形」などが残っています。そのため、動線の傾斜・移動距離も考慮しておくと安心です。
会場計画では、この自然環境ポテンシャルを取り入れながらも、誰もが使いやすい会場づくりを目指しています。
バリアフリールートの整備
駐車場から会場ゲート、あるいはシャトルバス降車から会場までの経路において、車いす・ベビーカー利用者に配慮したルート(舗装・スロープ・手すり・休憩スペース等)が整備される予定です(詳細公表待ち)。
時間に余裕を
混雑時にはシャトルバス待ち・乗降に時間がかかることが想定されますので、ベビーカー・車いす利用者は通常より早めにバス停へ向かう/時間に余裕をもったスケジュールがおすすめです。
会場内の設備
会場内でも、以下の配慮がなされる予定です:
- 展示ゾーン・飲食・トイレ・授乳室・休憩室の適切な配置
- 案内表示の充実
- 多目的トイレの設置
- バリアフリー動線の確保
事前に公式マップ・バリアフリー案内を確認しておくとスムーズです。
混雑回避のためのおすすめアクセス法
大規模イベントのため、来場ピーク時には鉄道・バス・駐車場ともに混雑・渋滞が予想されます。より快適にアクセスするための工夫をいくつかご紹介します。
1. 鉄道+シャトルバス利用が基本
公共交通に比重を置いた輸送計画が組まれており、鉄道最寄駅からのシャトルバスが中心です。車利用が必須でなければ、このルートを選ぶことで渋滞を回避できる可能性が高いです。
2. 早めの出発・到着を意識する
開場直後や昼~午後のピーク時間帯は混雑が激しくなりやすいため、開場時間直後(午前中)を狙って行動すると、移動・入場・展示観覧ともに余裕が出ます。
3. 駅選びを工夫する
瀬谷駅・三ツ境駅・十日市場駅・南町田グランベリーパーク駅と複数の発着駅が計画されていますが、「メインルート」に近い瀬谷駅などを使える場合は選択肢として有利です。混雑状況や乗り継ぎ回数を事前に比較しておきましょう。
4. 駐車場予約・利用時間を確保する
車での来場を選ぶ場合、駐車場の予約・出発時間・余裕を十分とることが重要です。満車・渋滞で会場到着が遅れると、展示開始時間を逃す可能性があります。
5. 自転車・バイクも検討候補に
鉄道・バス・車が混雑する中、自転車・バイクは比較的スムーズにアクセスできる可能性があります(ただし駐輪場・バイク置き場の状況・雨天時対応を確認)。
6. ベビーカー・車いす利用者は「時間帯・ルート」の見直しを
混雑時には移動での負担が大きくなるため、比較的空いている時間帯を狙ったり、駅・バス停から会場までの動線をあらかじめ確認しておくと安心です。
7. 直行バス利用の可能性をチェック
空港・主要ターミナル発の直行バスも検討されています(詳細未発表)ので、遠方から訪問予定の方は今後の発表に注意しておきましょう。
8. 交通需要マネジメントの活用
チケット制度と連動した来場者の平準化などの交通需要マネジメントの取り組みが検討されています。事前予約や時間指定入場などが導入される可能性もあるため、公式情報をこまめにチェックしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 開催期間はいつですか?
A. 2027年3月19日(金曜日)~9月26日(日曜日)の約6ヶ月間です。
Q2. 最寄り駅はどこですか?
A. 主な最寄り駅は以下の4駅です:
- 瀬谷駅(相鉄本線)
- 三ツ境駅(相鉄本線)
- 南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)
- 十日市場駅(JR横浜線)
いずれの駅からもシャトルバスでの移動が基本となります。
Q3. 駅から会場まで徒歩で行けますか?
A. 駅から会場までの歩行空間整備も検討されていますが、基本的にはシャトルバス利用が推奨されています。特に荷物が多い方、ベビーカー・車いす利用者はバス利用が安心です。
Q4. シャトルバスの運賃はいくらですか?
A. 有料シャトルバスを想定していますが、具体的な運賃は未発表です。今後の公式発表をお待ちください。
Q5. 駐車場は予約が必要ですか?
A. はい、予約制駐車場の導入が決定しています。事前に予約サイトから申し込みを行う形式になる見込みです。
Q6. 駐車場は何台分ありますか?
A. 会場隣接の駐車場として約3,000台、パーク&ライド用の会場外駐車場として約1,000台規模が想定されています。
Q7. 空港からのアクセスはありますか?
A. 成田空港・羽田空港から会場への直行バスの運行が検討されています。遠方からの来場者に便利なアクセス手段となる予定です。
Q8. ベビーカー・車いすでも来場できますか?
A. もちろん可能です。駅・バスターミナル・会場のバリアフリー対応が進められています。多目的トイレ、授乳室、休憩スペースなども整備される予定です。
Q9. 混雑を避けるにはどうすればいいですか?
A. 以下の方法がおすすめです:
- 開場直後の午前中を狙う
- 平日を選ぶ
- 公共交通機関(鉄道+シャトルバス)を利用する
- 駐車場を事前予約する
- 複数の最寄り駅から混雑状況を比較する
Q10. 自転車・バイクで行けますか?
A. 会場は自転車・バイクの来場も想定していますが、駐輪場・バイク駐車場の詳細は未発表です。今後の公式発表をご確認ください。
Q11. 入場料はいくらですか?
A. 入場料の詳細は未発表です。運営費360億円の財源として入場料・営業権利金等が想定されており、今後発表される予定です。
Q12. 雨天時の対策はありますか?
A. 会場内には屋内出展施設(テーマ館、屋内出展施設、園芸文化館など)も多数設けられる予定です。雨天時でも楽しめる内容となっています。
まとめ
横浜花博2027(GREEN×EXPO 2027)へのアクセスは、鉄道+シャトルバスが基本となります。瀬谷駅・三ツ境駅・南町田グランベリーパーク駅・十日市場駅の4駅から会場へのシャトルバスが運行予定です。
車でのアクセスも可能ですが、駐車場は予約制となる見込みで、混雑・渋滞も予想されます。早めの出発や公共交通機関の利用がおすすめです。
ベビーカー・車いす利用者への配慮も進められており、誰もが楽しめるイベントを目指しています。
詳細な時刻表・運賃・駐車場予約システムなどは今後発表されますので、公式サイトを定期的にチェックしましょう。
約1,000万人以上の来場が見込まれる国際的なイベントです。事前の計画と余裕をもった行動で、快適に横浜花博2027をお楽しみください。