2027年春、横浜で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」がいよいよ現実味を帯びてきました。
2025年11月2日、横浜市瀬谷区の会場予定地で日本政府出展の起工式が盛大に執り行われ、開幕500日前を迎える記念すべき日となりました。
高市早苗内閣総理大臣も出席した起工式
起工式には、高市早苗内閣総理大臣をはじめ、金子恭之国土交通大臣兼国際園芸博覧会担当大臣、鈴木憲和農林水産大臣、山中竹春横浜市長など、政府要人や地元関係者が多数出席しました。
式典では、建設工事の安全と成功を祈念する「鍬入れの儀」が厳かに執り行われました。さらに、地元の小学生・高校生たちも参加した「種まきセレモニー」や、高校生による華やかな「花いけパフォーマンス」も披露され、地域と一体となった博覧会への期待が高まる式典となりました。
秋篠宮皇嗣殿下が名誉総裁にご就任
式典の中で特に注目を集めたのが、高市内閣総理大臣による重大発表です。秋篠宮皇嗣殿下がGREEN×EXPO 2027の名誉総裁にご就任されることが明らかにされました。皇室の関心と支援を受けることで、博覧会の格式と注目度がさらに高まることが期待されます。
GREEN×EXPO 2027とは?
正式名称は「2027年国際園芸博覧会」で、2027年3月19日から9月26日までの192日間、横浜市で開催されます。テーマは「幸せを創る明日の風景 〜Scenery of the Future for Happiness〜」。
約100ヘクタールの広大な会場に、A1クラス(最上位クラス)の国際博覧会として世界各国が出展。1,500万人の来場者を見込む、日本を代表する一大イベントとなります。
日本政府出展のコンセプトは「日本の自然観を再考し、未来へ進む」
今回起工式が行われた日本政府出展は、国土交通省と農林水産省が共同で手がけます。日本政府出展推進会議のチーフディレクターを務める蓑茂壽太郎東京農業大学名誉教授による概要説明では、日本独自の自然観や園芸文化を世界に発信する展示内容が紹介されました。
公式マスコット「トゥンクトゥンク」も大活躍
GREEN×EXPO 2027の公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」も式典に登場し、会場を盛り上げました。今後、開幕に向けて様々なプロモーション活動で活躍する予定です。
これから始まる横浜の新しい物語
起工式を終え、いよいよ本格的な建設工事がスタートします。横浜の新たな魅力を創出し、世界中の人々に日本の園芸文化や自然との共生の美しさを伝えるGREEN×EXPO 2027。
2027年春、横浜で世界最高峰の園芸博覧会が幕を開けます。花と緑に包まれた未来の風景を、ぜひ体験しに来てください。
GREEN×EXPO 2027 開催概要
- 期間:2027年3月19日(金)〜 9月26日(日)
- 会場:神奈川県横浜市(約100ha)
- テーマ:幸せを創る明日の風景
- 公式サイト:https://expo2027yokohama.or.jp/